紳士学校カリキュラム
紳士学校
基礎コース
講義概要およびカリキュラム内容
講義概要
ジェンダーフリーや個人主義社会といわれる現代において、成人男子の生き様は多様である。個人の主義主張はもちろん自由でなくてはならないが、男子として最低限のマナーや考え方は教養として常に思考の中に存在しなければならない。
当校は、成人男子としての立ち振舞いや考え方を広く普及するためのカリキュラムを用意している。また応用クラスとして、「紳士とは」といった概念に対する思考学習の場も設けている。各自有効に活用することを願う。
当校は英国の紳士学校イートン校と紳士交流協定を結んでおり、定期的に立食パーティや、淑女を招いてのダンスパーティを開催している。紳士同士の会話や女性のエスコート等を実学を通じて学習する機会は、一般校では経験できない貴重なものであるので、参加を強く勧める。
以下はカリキュラム内容の説明である。
カリキュラム
~前期~
1、SNSの距離感
若者を中心にコミュニケーションの核を担っているSNS上で、紳士としての振る舞いを学びます。また、後に受講する「女性の呼び名」についての概要とSNS上での意識について学べます。
2、呼び方
前項のSNSに限らず、女性と接する機会があれば、積極的に名前を呼びましょう。本講義では、その際に使用する呼び方の注意点を学ぶことができます。小さな女の子から妙齢の女性、マダムまで、ひとりひとりに合った呼び方が存在します。それを見極めることも紳士に求められるスキルです。
3、愚痴
ある程度の交流を持つと、女性はあなたに第三者に対する不満を漏らすことがあります。そのときどのような対応を取るかで、紳士としての器量が測られます。本講義において、いかに女性の心を軽くさせるか、また、いかに再度頼りたいと思われるかを学べます。
4、女性の自立を促す
前期の最終講義として、女性の自立を促す術を学んでいただきます。本講義は、ただ女性を甘やかすだけが紳士ではないという点を十二分に意識し、女性が淑女へとステップアップするために必要な紳士の行動を学びます。
また、淑女も同様の講義を受講しており、互いに高みを目指していることを忘れてはいけません。
~後期~
5、立ち位置・歩き方
後期からは実際に女性をエスコートしながら講義を進めていきます。
はじめは全ての基本となる、紳士の立ち位置と歩き方を学んでいただきます。
女性と並ぶとき、どこに立つべきか。歩くときはどのようにすべきか。この内容から本格的に紳士としての素養が求められるので、受講内容は膨大になります。
6、手を差し出すこと
女性の足元に段差がある場合、どうしますか?ここまで受講してきた紳士諸君ならば察しはつくでしょう。そう、手を差し出し、エスコートします。ここで初めて女性に触れることになるので、まずは体を清潔にする習慣を身につけることから始まります。
7、レディファースト
紳士の代名詞ともいえるレディファーストを学ぶ時間がやってきました。歴史を鑑みればレディファーストとは必ずしも良い意味とは限りません。この講義では、どのようなときに女性を優先させるべきか。また、スムーズに実行できるまで実学を通して学んでいただきます。まさか階段を下りる際にレディファーストをしてしまう紳士はいないでしょうね。
8、告白
1年を通して組まれたカリキュラムも、本講義が最後になります。紳士たるもの、愛する女性への告白をする際も女性の気持ちを最優先に考えなければなりません。自己満足の告白は女性にとって迷惑にしかなりません。告白までの段階、諦めるかどうかの見極め、そして紳士的な告白の方法を学びましょう。今までの7講義全てを総動員して望んでください。
以上が本校の基礎コースのカリキュラムとなります。
さらに高みを目指したい方は基礎コース修了後に応用コース・発展コースへと進んでください。
また、刻々と変化していく女性の機微を研究し時代に合った紳士像を探求する名誉紳士コースもございます。名誉紳士コースでの研究が認められれば、永世名誉紳士となり、本校および兄弟校において永遠に名前が残ることになります。
本シラバスをお読みの紳士の卵たちに、男の高みである紳士を目指してほしいと願いをこめて、ご挨拶とさせていただきます。
永世名誉紳士・ミネイ