万年筆について書くスペース「セーラー万年筆 プロギアΣレアロ 長刀研ぎ」
どうもお久しぶりです。
ミネイだよ。どうもどうも。
これから手持ちの万年筆1本につき1記事をやっていこうと考えているので、興味のある方は付き合っておくれ。
記事を書くのは気分次第ってとこあるし、次がいつになるかは全くもって不明だからよろしくね。
とりあえず2019年3月27日現在なんだけど、ノーカン万年筆(4桁円)を除外すると22本の万年筆を所持している。んでノーカンでも特筆すべき点があるものがちらほらあるので、おおよそ30本くらいはこれで記事を書けるって寸法だね。
しばらくネタ切れしないね、やったねミネちゃん!
さて本日はこちら
ご存知セーラー万年筆のプロギアΣレアロです。
まず名称からいきましょう。
セーラー万年筆は広島県に本社を置く日本3大万年筆企業のひとつですね。
他にPILOTとプラチナ万年筆が挙げられます。基本ですよ。
んで「プロギア」とは一体なんなのか。
正式名称「プロフェッショナルギア」というモデルです。略してプロギア。このプロギアの特徴は、上下端がまっすぐにカットされているってとこ。ベスト型っていう形状です。(もうひとつバランス型っていう形状もあるんだけど、それはまた今度ね)
さらに「Σ」とは一体なんなのか。
本来のプロギアには無い、ちょっと贅沢な趣向を凝らしたモデルに冠されるものです。例えばクリップ。ここにイカリのモチーフが刻印されていたり、天冠(クリップ側のてっぺん)が少し盛り上がっていたり。あとペン先の素材が、本来は18Kを使用しているのにΣだと21Kを使用しています。そんな感じでラグジュアリーなモデルだよ。
そしてそして「レアロ」とはなんなのか。はいここ。
透明な部分がありますね。
これはつまり、万年筆の内部に直接インクを入れる構造ってわけです。
普通に出回ってる万年筆は、カートリッジやコンバータと呼ばれる外付けのインク入れを使ってるんだけど、これはそういった外付け器具はなくて、そのまま万年筆にインクを突っ込めるんだ。この構造のメリットとして、大容量ってのが挙げられる。普通のコンバータの3倍くらい入るのかな。インク切れの心配をしなくて済むってのは万年筆使いにとってはかなりのアドバンテージになるんだよ。デメリットは掃除が大変ってのと、壊れた時の修理代が高いってとこだね。まぁぶっちゃけ実用性だけを考えるとコンバータが最強なんだけどコレ(吸入式)はロマンなんだよね。万年筆自体がロマンの塊だしいいじゃない。ね。
以上で「セーラー万年筆 プロギアΣレアロ」の紹介が終わったんだけど、実はこの万年筆にはもう少し秘密があって……。
はいドーン
これが万年筆のペン先のさらに先です。
この形状のペンポイント(紙と接する部分)を「長刀研ぎ」って言うんだ。
セーラー万年筆には変態職人(褒め言葉)がいて、その方たちが丹精込めて研いだ珠玉の形状なんだよ。さらに21Kの素材だからタッチが柔らか。それはもうイタリアViscontiのパラジウムニブと同じかそれ以上のドリームタッチが実現されるってわけだ。
で、なにが秘密かというとね、実はプロギアΣレアロには、このペン先は付いてないんだ。でもなんでコレが付いてるかというと、まぁ経緯は日本橋の悪魔に怒られるから置いといて、通常の「プロギア」にラインナップされていた長刀研ぎのペン先を引っこ抜いて交換したんだ。形状は同じだからね。
そうしてラグジュアリーなペン軸にゴージャスなペン先がくっついた、まさしくファビュラスな万年筆が完成したというわけさ。いやぁスバラシイ。ステキ!アイシテル!!
はい。
そんな訳で最初の記事では「プロギアΣレアロ 長刀研ぎ」をご紹介いたしました。
2017年のセルフバースデイプレゼントで買ったやつだよ。結局プロギアとΣを同時に買わされたので出費がしんどかったよ。
次回は何にしようかな。お楽しみに〜〜〜。