ミネイワールド

ライターミネイの頭の中を投影してるブログ

ライターの嶺井が綴る
嶺井が気になるあれこれブログ

廃墟探検してきた

 ミネイです。どうも。

沖縄県中城村にある廃墟へ行ってきたので簡単なレポしてみる。

もちろん廃墟といえどアレなので、反対側から迷い込んで「立入禁止」の立て札が見えなかったというアレでアレしてください。
あとこの記事は中城城趾側から入ったって想定で書くよ。

立ち入り禁止の看板

f:id:bor-1124:20190415021336j:plain

 

さてさて、中城城趾の駐車場からはこんな感じで見える廃墟へ行ってきました。

f:id:bor-1124:20190415021153j:plain

全体像はこんな感じ

f:id:bor-1124:20190415021409j:plain

入ってすぐ落書きがいっぱいでエモい

f:id:bor-1124:20190415021448j:plain

f:id:bor-1124:20190415021510j:plain

そして見ての通りの廃墟感

f:id:bor-1124:20190415021539j:plain

f:id:bor-1124:20190415021552j:plain

1階だと思っていたのに下に降りる階段があったりした

f:id:bor-1124:20190415021635j:plain

コンクリートが自然に侵食されている感じ、まさしく廃墟。っていうかもはや遺跡。

f:id:bor-1124:20190415021722j:plain

f:id:bor-1124:20190415021728j:plain

和室だったっぽい雰囲気の木造足場が残ってる。

f:id:bor-1124:20190415021807j:plain

内装がまだ未完成だった雰囲気。

f:id:bor-1124:20190415021844j:plain

トイレなんか原型すら無かった。

f:id:bor-1124:20190415021924j:plain

おそらくエントランスになっていたような入り口、シャッターで閉ざされていた。まぁ他の窓から余裕で入れたんだけど。

f:id:bor-1124:20190415022003j:plain

謎が深まる通路と鉄の格子。

f:id:bor-1124:20190415022057j:plain

そして空条徐倫。探索で一番テンション上がったのでコレを書いた人は友達になってくださいまじで。

f:id:bor-1124:20190415022147j:plain

Rest in peace 中国街……。

f:id:bor-1124:20190415022314j:plain

離れの屋上から本館の屋上に渡ることができたよ。

f:id:bor-1124:20190415022351j:plain

f:id:bor-1124:20190415022354j:plain

めちゃくちゃいい景色だった。

f:id:bor-1124:20190415022422j:plain

 

んで本館の深部にも行ったんだけど、途中で鳥居を見つけたのでそれ以上は行かないことにした。廃墟はいいけど鳥居はあかん。怒られる。

 

以上、楽しかったよ。年内の取り壊しって噂もあるから行きたい人は早めに行こうね。自己責任で。ほんとは入っちゃいけないんだよ。俺は止めたぞ。行くなよ、絶対だぞ。

よし、責任回避は完璧だ。

 

撮影:機材 PENTAX Q-S1 
   レンズ PENTAX Qマウント 01Standard Prime
       PENTAX Qマウント 06Telephoto Zoom
       PENTAX Qマウント 04Toylens Wide

万年筆について書くスペース「セーラー万年筆 プロギアΣレアロ 長刀研ぎ」

どうもお久しぶりです。

ミネイだよ。どうもどうも。

 

これから手持ちの万年筆1本につき1記事をやっていこうと考えているので、興味のある方は付き合っておくれ。

記事を書くのは気分次第ってとこあるし、次がいつになるかは全くもって不明だからよろしくね。

 

とりあえず2019年3月27日現在なんだけど、ノーカン万年筆(4桁円)を除外すると22本の万年筆を所持している。んでノーカンでも特筆すべき点があるものがちらほらあるので、おおよそ30本くらいはこれで記事を書けるって寸法だね。

しばらくネタ切れしないね、やったねミネちゃん!

 

さて本日はこちら

f:id:bor-1124:20190327094841j:plain

ご存知セーラー万年筆のプロギアΣレアロです。

まず名称からいきましょう。

セーラー万年筆広島県に本社を置く日本3大万年筆企業のひとつですね。
他にPILOTとプラチナ万年筆が挙げられます。基本ですよ。

んで「プロギア」とは一体なんなのか。
正式名称「プロフェッショナルギア」というモデルです。略してプロギア。このプロギアの特徴は、上下端がまっすぐにカットされているってとこ。ベスト型っていう形状です。(もうひとつバランス型っていう形状もあるんだけど、それはまた今度ね)

さらに「Σ」とは一体なんなのか。
本来のプロギアには無い、ちょっと贅沢な趣向を凝らしたモデルに冠されるものです。例えばクリップ。ここにイカリのモチーフが刻印されていたり、天冠(クリップ側のてっぺん)が少し盛り上がっていたり。あとペン先の素材が、本来は18Kを使用しているのにΣだと21Kを使用しています。そんな感じでラグジュアリーなモデルだよ。

そしてそして「レアロ」とはなんなのか。はいここ。

f:id:bor-1124:20190327095923j:plain
透明な部分がありますね。
これはつまり、万年筆の内部に直接インクを入れる構造ってわけです。

普通に出回ってる万年筆は、カートリッジやコンバータと呼ばれる外付けのインク入れを使ってるんだけど、これはそういった外付け器具はなくて、そのまま万年筆にインクを突っ込めるんだ。この構造のメリットとして、大容量ってのが挙げられる。普通のコンバータの3倍くらい入るのかな。インク切れの心配をしなくて済むってのは万年筆使いにとってはかなりのアドバンテージになるんだよ。デメリットは掃除が大変ってのと、壊れた時の修理代が高いってとこだね。まぁぶっちゃけ実用性だけを考えるとコンバータが最強なんだけどコレ(吸入式)はロマンなんだよね。万年筆自体がロマンの塊だしいいじゃない。ね。

以上で「セーラー万年筆 プロギアΣレアロ」の紹介が終わったんだけど、実はこの万年筆にはもう少し秘密があって……。

f:id:bor-1124:20190327095108j:plain
はいドーン

これが万年筆のペン先のさらに先です。

この形状のペンポイント(紙と接する部分)を「長刀研ぎ」って言うんだ。
セーラー万年筆には変態職人(褒め言葉)がいて、その方たちが丹精込めて研いだ珠玉の形状なんだよ。さらに21Kの素材だからタッチが柔らか。それはもうイタリアViscontiのパラジウムニブと同じかそれ以上のドリームタッチが実現されるってわけだ。

で、なにが秘密かというとね、実はプロギアΣレアロには、このペン先は付いてないんだ。でもなんでコレが付いてるかというと、まぁ経緯は日本橋の悪魔に怒られるから置いといて、通常の「プロギア」にラインナップされていた長刀研ぎのペン先を引っこ抜いて交換したんだ。形状は同じだからね。

そうしてラグジュアリーなペン軸にゴージャスなペン先がくっついた、まさしくファビュラスな万年筆が完成したというわけさ。いやぁスバラシイ。ステキ!アイシテル!!

はい。

そんな訳で最初の記事では「プロギアΣレアロ 長刀研ぎ」をご紹介いたしました。

2017年のセルフバースデイプレゼントで買ったやつだよ。結局プロギアとΣを同時に買わされたので出費がしんどかったよ。

次回は何にしようかな。お楽しみに〜〜〜。

完全犯罪とは

額を穿つ音と共に、武田は脱力していった。

鉄板とワイヤー、強力バネによって自作されたボウガンから射出された棒状金具により、羽根井は武田を死に至らしめた。足立区のマンションの一室。今までのセクハラやパワハラに対する意趣は、狂気によって完全に返された。

 

死亡時刻から4時間遡る。武田の上司が声をかけた6人での懇親会の中で、羽根井は武田に2人で抜け出そうと誘った。羽根井は度々のハラスメントを通じて、この男は自分に気があることを知っていた。武田は上司に妻がカンカンだと言い、羽根井はペットの食事の時間だからと伝え、その場を抜け出した。道中のコンビニで酒を買い、曇天で蒸し暑い歩道を歩いた。20時。人通りはまだまだ多く、人混みに溶けながら羽根井の自宅へと向かった。

 

入室してすぐ、武田はジャケットをハンガーに掛け、ソファに座り缶ビールを開けた。羽根井は鞄の中の粉末を黒いパンツのポケットへ入れた。武田をシャワーへ促し、一緒にどうだと言う言葉を躱し、準備を始めた。缶ビールは中の液体の変化が分からない為、非常に好都合だった。ビールの中に先ほどの粉末を入れ、ビニール袋をすぐに取り出せるか確認した。

 

サイレースという睡眠導入剤がある。効果が強く、犯罪に使用されることもある。混入防止のため青く着色されているが、その警告は銀色の缶が隠した。シャワーを浴び終えた武田は醜い肢体を派手なボクサーパンツとバスタオルで隠し、残っているビールを全て飲み干した。それでは私もと、羽根井はシャワー室へ向かった。少しお手入れをして上がりますねと付け加え、水音と共に時間が過ぎるのを待った。40分ほど経過し、シャワー室を出ると、武田はベッドに倒れていた。

 

鉄板とパイプ、既に万力で縮められているバネを組み合わせ、即席のボウガンを作成した羽根井は、武田の頭にビニール袋を被せた。ビニール袋の首元をくくり、血が溢れないようにした。そのまま足を引きずりシャワー室まで運び、武田の額をボウガンで射抜いた。

 

ビニール袋に溜まった血を排水溝に捨て、足首と頚動脈を切った。羽根井は、すでに動かない武田へ心臓マッサージを施した。武田の死体からはみるみる内に生気が消え、シャワー室の床は血で埋め尽くされた。

 

浴槽のふちに脚を掛けさせ、重力で残りの血が抜けていくような体勢にし、羽根井はそのまま就寝した。

 

翌日、羽根井はインターネットで苛性ソーダと希硫酸、ステンレス製の大鍋を注文し、ホームセンターで電動ノコギリを買った。

血が抜けていくらか軽くなった武田の身体に電動ノコギリの刃を通す。脂や繊維、組織が刃の目につまり、切断を2回するたびに刃の交換・洗浄を行った。四肢関節は太いため、関節から少しズレた部分を切断した。その後、首を落とし、腹を割き内臓を取り出した。骨盤を分離し、背中へ縦にノコギリを当て、肋骨の付け根を切断する。背骨を取り、肋骨同士を繋ぐ皮膚を割き、人体の分解が完了した。

 

インターネットで注文した商品が届き、ステンレス製の大鍋に苛性ソーダを入れ煮詰めていく。50Lの苛性ソーダが5.5Lほどになった頃、武田の肉骨片が苛性ソーダの中に投入された。肉部分への化学反応が鈍くなると、羽根井は同じ作業を繰り返した。苛性ソーダを煮詰め、肉骨片を洗い、化学反応を起こし、1週間が経過した頃には骨片が残るのみになった。

 

ニッケル合金を含有したステンレス製の大鍋で、希硫酸を煮詰める。濃硫酸と呼ばれる程度の濃度に辿り着き、煮沸させたまま骨片を煮詰める。骨片に付着する中和物質を洗い流し、さらに煮詰め、骨片が消えていく。

 

残った溶液は産業廃棄物としていくつかの廃棄業者へ分けて処理を依頼した。怪しまれない程度の分量を受け渡した。

 

ガスの消費量から足がつかないよう、ガスボンベと持ち運び式ガスコンロで作業をした。

 

こうして、死体の隠蔽は完了した。武田のSuicaと服を浮浪者に渡し、東京駅から新宿まで使わせアリバイ工作も完了した。人混みの中で武田だと判別するのは困難だろう。

 

 

っていう完全犯罪はいかがですか

内閣総理大臣 特別慰労品 セーラー万年筆 蒔絵 桜流れ 紹介エントリ

5月最終日です。皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は相変わらず寝てません。現実逃避に夢中です。徹夜で夢中になるって、それもうあ

る意味寝てるんじゃないかと思ってしまいますね。

 

さてこのたび珍しい万年筆をゲットいたしましたのでご紹介いたします。

 

内閣総理大臣 特別慰労品 セーラー万年筆 蒔絵 桜流れ」です。

f:id:bor-1124:20170531055018j:plain

f:id:bor-1124:20170531055023j:plain

詳しいことはよく理解できなかったんですが、先の大戦で外地に置き去りになった方だとか、一定年数以上を軍属として過ごした方とかの中で一定の条件を満たした方に贈られたものだそうです。

万年筆の他に、旅行券や銀杯等を選べるシステムだったみたいですね。カタログギフトかよ。

 

私はこのたび、近所に住むおばあちゃんからこちらを頂きました。生前の遺品整理?みたいなことしてるみたいで。終活って言うんですかね。

なんにしても、こんな素敵な螺鈿蒔絵の軸を未使用で入手できたのは本当に運がいい。ありがたやー。

 

というわけでさっそく。

f:id:bor-1124:20170531055221j:plain

開封しちゃいました。とりあえず手袋をしてます。恐れ多い。

金箔と螺鈿。いいですね。桜が川に流れている感じがとても出ています。眺めて酒を飲めそうなくらい綺麗です。

f:id:bor-1124:20170531055043j:plain

眺める用の台座までしっかり準備してあります。ライトアップすると写真映えしますね。肉眼だとこの写真よりも美しいんですが、画面越しの方にお伝えできないのが残念でなりません。

f:id:bor-1124:20170531055131j:plain

ペン先です。内閣総理大臣紋である五七桐の紋が彫られています。素材は21K。中字。セーラー万年筆の高級ラインですね。ニブサイズは大型。おそらくプロギアがベースかな?と思って比較。

f:id:bor-1124:20170531055049j:plain

ああ、プロギアがベースですね。キャップリング、クリップが少し違ってますが、サイズは一致です。内部のコンバーターもKOPに使用されてる金メッキバージョンでした。

ネットで情報を漁っていると、なにやらプロギアKOPをベースにした桜流れもあるそうです。そいつはすげぇ……。

そんで確定的な情報は得られなかったけど、多分2000年代後半〜2010年代初頭の製造。

 

ところでこの画像を見てください。

f:id:bor-1124:20170531055118j:plain

貝片の上と下に金箔が埋め込まれているのが分かると思います。

ってぇことはなにかい、金箔・螺鈿・金箔と、最低でも3層構造ってわけかい。

いやいや結論は早いぜ。画像じゃ分かりにくすぎて載せられなかったけどな、多分もっと多層だ。

なんていい仕事をしやがるんだこの蒔絵職人は!!

 

オークションで検索すると、このプロギアベースの桜流れはおおよそ5万程の落札相場です。もちろん中古使用済みですが。

5万そこそこでこのクオリティの万年筆もとい美術品が手に入ると思えば安いのではないでしょうか。。。

 

僕はたとえ美術品であっても、道具としての生まれたモノであるならば使うべきだと考えてます。

なのでさっそくインクを入れました。丸善日本橋エターナルブルーです。

ここはやはり国産インクを使いたいじゃないですか。そしてこの軸、蒔絵という特色、カラーリングに合うインクは、僕の手持ちではエターナルブルーだなと。製造先も同じセーラーですし、ジェントルインクの旧瓶に入ってるし。

 

ガシガシ使うようなものではないかもしれませんが、なるべく使っていこうと思います。

そんでたとえペンポイントが潰れても、修復しながら子へ孫へ伝えていきたいなと考えています。

ぼくが沖縄出身なので、戦争を伝えるという意味でも曰く付きな贈呈品で良かったと思います。争いはアカン。身は守るべきだが禍根を残すような防衛はあかん。自衛隊がんばれ。

 

以上。

Apple信者に捧げる最高にスタイリッシュな万年筆

2017年、アップルは最盛期を終えようとしていた。

マイクロソフトが気づいたのだ。PCユーザーは総じて、潜在的にクリエイターであると。

そしてなんやかんやあり、Winでもクリエイティブな運用が十二分に可能となった。

いや別に今までできなかったわけじゃないけど言葉の綾だよ。いちご100%では綾ちゃんじゃなくてつかさちゃんLOVEだったよ。
エルオーブイイーつ・か・さ!!!

 

さて、そんな中でもアップルに、Macにしがみついている皆々様。Winを使わない言い訳にさぞかし苦しんでいることでしょう。

ええ、わかります。わかりますとも。

かくいう僕もその1人でね。へへ。

 

さてお立ち会い。視線をください。

今回は言い訳に苦しんでいるMacユーザーを救うためのアイテムをご紹介いたします。無い目と無いセンスを開眼させてじっくり審美してくださいね。

 

まずはこちら。

 

 アルミ削り出しの万年筆。無印良品から発売されています。

アップルペンよりアップルペンらしいとは思いませんか?僕は思います。

全てをアナログレスにする必要なんてないじゃない。MacBookで調べて、アナログでアイデアまとめて、MacBookで清書すればいいじゃない。
あーいま僕いいこと言った!全てをアナログレスにする必要はない!ね!
3次元はアナログ領域なんだから!僕らが知覚できることは全てアナログなんだから!ね!!

ともあれスタバでわざわざ万年筆を使うってのもオツなもんでね、いい感じにドヤれるんですよ。まだデジタルで消耗してるの?とでも言いたげな表情をすると楽しいんですよ。ふふふ。

 

さて次。こちら。

 

 これもアルミでできた万年筆ですね。LOFTとか東急ハンズでも売ってるLamyのSafariは知ってる方も多いと思います。それくらい知ってろよハゲとも思います。

先ほどの無印万年筆はアルミ色1色だったんですが、こちらはすごい。

ラミー LAMY 万年筆 Lx Rau ロース゛コ゛ールト゛ EF 極細字 L76

ラミー LAMY 万年筆 Lx Au ルクス ゴールド F 細字 L75

ラミー  LAMY 万年筆 Lx Ru ルクス ルテニウム M 中字 L57

おわかり?おわかるでしょ??

お手元のアップル製品、ね、何色?シルバー?ピンクゴールド?グレー?ゴールド?

うん、すべて対応してるの。わかるでしょ?もう何が言いたいかわかるでしょ??

そういうことだ!

 

つまりな、Winには合わせられない万年筆を持っておけば、Macを使い続ける理由ができるんだ。

何の役にも立たないこのブログだけど、すこーしだけアップル信者の役に立てたんじゃないかな。え、そんなことない?

いやいや、むしろならなんでここまで読んでるんだって話になるからね。もうさ、ぼくが提案することなんてぼくの趣味に偏ったことしかないってわかってるでしょ?いい加減ちょっとその辺りは理解してくれないと困るよ?ね?

あと別にアフィとかやってないから万が一、いや、阿僧祇が一くらいかな、気になった人がいたら最寄りのLOFTに行くといいよ。ぼくは実店舗を推奨していくよ。便利すぎるとロクなことねぇから。

 

そんじゃ!

Viscntiはいいぞ。

愛と物作りの国イタリア。

レザーの産地としてもド有名。

靴や時計もいいですよね。

まとめると、愛に生きる紳士の国であります。

 

熱狂的なファンも多いイタリア万年筆。今回はそんなお話をしようと思います。

 

イタリア万年筆といえばアウロラやデルタといったメーカーが有名です。

それぞれ代名詞となるモデルもあるのです。

アウロラならイプシロンオプティマ。デルタならドルチェビータ。

他にも個性的なメーカーが盛りだくさん。スティピュラやモンテグラッパなどなど。

ほぼ全てのメーカー・モデルでイタリアらしい洗練されたデザインを楽しめます。ドイツが機能美であるならば、イタリアは造形美。どの分野でもそんな感じですね。万年筆も例に漏れません。

 

そんなイタリア万年筆、通称イタ万の中でも僕がオススメしているメーカーがこちら。

Viscnti。

f:id:bor-1124:20170326233210j:image

こちらのViscntiで有名なモデルとして「ホモサピエンス」や「ミケランジェロ」が挙げられますが僕は「ゴッホシリーズ」「ダリシリーズ」を推したい。

写真左がゴッホの星月夜、右がダリのブラウンです。

どちらもペン先は鉄なんです。が、しかし、本当に鉄ペンなの!?ってほどタッチが柔らかい。国産4桁円ペンやLamyのSafariみたいな広く見かける鉄ペンとは比較になりません。この違いはペン先の大きさやカーブ、ハート穴の形状等に拠ります。

ペン先自体が大きいとインク保持量が多くなりインクフローが良くなります。柔らかく感じます。

ペン先のカーブが緩いほどタッチが柔らかくなります。カーブがきついほど硬い感触です。

ハート穴が横に広いと柔らかくなります。小さかったり縦長だと固く感じますね。

安い万年筆だと、そもそも万年筆に慣れているユーザーを想定していないので、高い筆圧にも(ある程度)耐えさせるために硬いタッチになってますね。

 

f:id:bor-1124:20170326234622j:image

f:id:bor-1124:20170326234644j:image

ゴッホのペン先です。いゃん、素敵。

イタリアなので、イタリアらしさがでてます。刻印のエッジ処理とか粗いですね。ここを愛せるかどうかがイタ万狂いになれるかどうなの分岐点です。

また、日本語を書くことには向いていません。ペンを立たせて書くことを想定してます。日本語を書く場合はペンを寝かせて書くことが多いのです。

この点は各地で開かれているペンクリニックで「寝かせて書けるようにしてください」って依頼してください。基本無料でやってくれます。よしなに。

 

さて、イタ万はなにより軸が素敵です。こちらを。

f:id:bor-1124:20170326235040j:image

こちらはダリです。

クリップに「溶ける時計」があります。濡れる。さらに軸のグラデーションが……。さらに軸は半透明で、少し奥の模様も見えています。いくつかの色を混ぜ爆発させて作っているという噂を聞いたことがあります。狙ったところで同じ模様は作れないという面白い感じです。

 

Viscntiはいいぞ。。。

大学卒業してちょっと経った頃のSSを見つけたから手直しして世に出してみる

なぜか冷たい

 

昨日買った缶コーヒーを机に置きっぱなしにしていた
冷蔵庫に入れるため持ち上げると、冷たい


昨夜は熱帯夜だ
どうしてこんなことが


と彼女に話してみた


「へー、それ私みたいね」

「どこが?」

「冷たいでしょう?」

「そう?」

「そうなの」

「僕はきみのこと好きだよ」

「私は冷めたの」

「そっか」

「それじゃ、さよなら」

 

その晩、机の上に置いていた缶コーヒーは
凍ってしまうんじゃないかと思うほど冷たかった

 

寝苦しい夜が続くので、枕元に置いてみた
冷気が顔に当たって心地よい

 

安眠の友は、毎晩僕を寝かせてくれる
いつまでも冷たく冷えててほしいとさえ思う


残暑が続く、とある夜
友の不調に気付いた
どうにも冷えてくれない
このままだと眠れないじゃないか


そう考えていると、元・彼女からメールがきた


『やりなおしたいの』


冗談じゃない
僕は今、この友の不調で頭がいっぱいだ


『今はきみに使う時間はないよ』

 

友の不調が起きた夜から10日が過ぎた
たまに冷えることもあるが、だいたい熱くなったままだ
こんなに熱いんじゃ冷蔵庫にも入れられないじゃないか
いっそ捨ててしまおうかとも思う
それでも捨てなかったのは、不安だったからだ
友を心配していたからだ


そういえば元・彼女から、またメールが来ていた
『時間ができたら連絡して』
まったく、一方的に捨てたくせに、勝手なやつだ
友が快復するまで、連絡をする気にはなれない

 

といっても、この友の容体は芳しくない
あきらめるのも手か、と考え、気分転換に元・彼女にメールをしてみた


『失って気付く大切さがあるんだ
僕はもう大切なものを失いたくない
だから、今はきみのことは考えきれない』


電話だ

「新しい女ができたの?」

「そう思う?」

「思わない」

「その通り」

「大切なものって?」

「缶コーヒー」

「大切なの?」

「とても」

「バカ」

「そんな僕の恋人だったきみは、もっとバカだ」

「また好きになるなんて、人生の汚点よ」

「きみの人生はシミだらけだね」

「缶コーヒーのシミは無いわ」

「そのシミは僕のものだからね」

「あなたをクリーニングに出してやりたいわ」

「きみも負けてないよ」

「漂白してあげる」

「やめて、僕はこのシミを消したくない」

「シミが薄くなるころに、また連絡するわ」

 

友は、常温になっていた
僕としてはもう少し冷えてほしいが、熱くないだけ救われた


それから徐々に友は冷えていった
安定してきている
これなら大丈夫そうだ、憂いは消えた


「シミは残ってるけど、もう目立たないよ」

「そう、私もそんな感じ」

「よりを戻すの?」

「どうかしら、また冷めてきたわ」

「そうなんだ」

「でも、あなたといるなら、これくらいがいいのかも」

「そう」

「ええ、冷たく接することもあるはずだけど、それでもいいなら」

「冷たいほうがいいな」

「あなた、マゾだった?」

「いや、でも、友人も恋人も、冷たいくらいがちょうどいいって分かったのさ」

「そうかも」

「それじゃ、シミだらけの僕をよろしく」

「毎年、漂白剤をプレゼントするわね」

「やめて」

 


end